NLP (Neuro Linguistic Programming) 3続き
Part3続き。。
メタモデルは、価値観を通して出来事をみたときに、ネガティブなイメージがつくならその価値観を取っ払おうというイメージです。
省略、歪曲、一般化された価値観をただすにはそれぞれのアプローチがあります。
ここではいくつかを紹介しますが、簡単にはこんな感じです。
- 省略……抽象的な言葉がないかチェックする。
- 歪曲……かたよった思い込みがないかチェックする。
- 一般化……世界をシンプルにみようとしていないか。
「省略」
省略で多いのが不特定名詞と不特定動詞です。
不特定名詞は、例えば「これは意見の相違だ!」などです。誰と・なにが・具体的には?などの情報が抜けています。
不特定動詞は、例えば「彼女は私と距離を置いている」。具体的にはどのくらい?頻度は?今の状況は?などわかりません。
他にも比較・判断・名詞化などありますが、省略を正すのは具体的には?どのように?誰が?何を基準に?などの質問が有効です。
「歪曲」
歪曲は偏った価値観によって事実が歪められている状態です。なので、価値観のフィルターを通さない原体験に触れることで価値観の歪曲に気づくことができます。
原体験に触れさせるには、価値観と自分を分離して価値観を疑う質問を投げることです。
その質問とは
「どうしてXがYを意味するの?」(等価の複合概念 XはYである)
「なにがあなたをそう思わせたの?」(前提)
「なぜXがYの原因になるの?」(因果)
「いったいどうしてそれが分かるの?」(憶測)
それぞれ()の中の歪曲を正す質問です。
思い込みによって作られた価値観を崩すために使いましょう。
「一般化」
一般化は例外なくすべてにあてはまるような表現で使われることが多いです。
3パターンあって、
可能性の叙法助動詞(自らの限界を決める)
必要性の叙法助動詞(自らが制約を設定している)
普遍的数量詞(一切の例外を認めない表現)
これらは本当にそうなのか?なぜそう思っているのか?を考えさせることで、実際は違うかもしれないと気づくきっかけになります。
このようにメタモデルの方法はここにあるだけでも色々ありますが、本質は価値観という色眼鏡で世界を見てしまっている状態を正すことにあります。
少々アバウトなのはご了承ください…