NLP (Neuro Linguistic Programming) 1

マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション

 

Part1 コミュニケーションとは

コミュニケーションは言語を通して行われる。そして、言語は脳の中で作り出され、相手の脳に入り、脳の中で処理される。

脳がどういったことをしているのか、みてみるのがPart1です。

・まず、僕たちが言語を発するとき、それは「体験」を「言葉」に直して発しています。

 ここで、「体験」とは完璧な情報を含んでいます。例えば、「電車に乗った」といったとき、僕の頭の中では常磐線快速の青くて長い電車の中で、座るところはないけど普通に立てるぐらいのスペースがあります。これをすべて話すのではなく、「電車に乗った」と省略しているのです。

このように、言葉は大部分の経験を省略して話されています。そして、長く言葉を話すとき、その省略は個人の価値観によってどの部分を抜くか選択され、またどの部分を強調するかが無意識に選択されます。これを歪曲と言います。

つまり、僕たちは「体験」という五感すべての情報を含んだ完璧な情報ではなく、省略して歪曲された情報を使って会話しているのです。

・そして言語を受け取った時、不完全な情報なわけですが、僕たちの脳はその情報を自分の内部情報(記憶)を使って補完しようとします。

「電車に乗った」と聞いたとき、1時間に一本しか来ない2両編成の電車で誰も居ないような状景を思い浮かべる人もいるということです。

 

コミュニケーションにおいて、この省略と歪曲、補完は常に起きています。自分のイメージたことを相手が全く同じイメージを持つことは基本的にはないと思います。

 

では、このミスコミュニケーションを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

次のPart2に進みます。