抗菌薬 15ヶ条
1.抗菌薬は体内だけでなく院内の環境を変える力がある
2.投薬前に、どの臓器でなんの菌なのか理解する
3.特定部位には特定の菌が住む。住む場所で投薬日程が変わる。
4.CRPや白血球に頼らない。感染臓器ごとのパラメーターを設定する
5.培養結果を信用する前に、検体の信頼度を確認する。
6.嫌気性菌は培養ででなくても、疑ったら治療。他の好気性菌と複合していることが多い。
7.市中感染か院内感染か
8.かならず十分量を投与する。
9.MICだけで判断しない。薬の組織移行性も考えて。
10.重症感染症を疑ったら広域抗菌薬を迷わず投与
11.原因菌がわかったら、すぐに広域→狭域
12.予防投与は厳格に
13.外来患者の服薬コンプライアンス
14.患者にも手指衛生の啓発を
15.血中濃度が高いほどよい抗菌薬。MICを越える薬剤濃度が保たれている時間が長いほどよい抗菌薬。を理解する