NLP (Neuro Linguistic Programming) 3

Part3

体験を言語にするときに、省略、歪曲が行われると言いました。

そして、人は体験をそのまま記憶するのではなく、言語で記憶します。つまり、省略、歪曲された記憶が定着し、そのまま個人の価値観になってしまうのです。

また、自身の価値観が構築される際には省略と歪曲以外にも一般化がおこります。

ここでは一般化と、固まってしまった価値観を崩すメタモデルの紹介をします。

 

まず一般化とは、体験したことをすべての事例で当てはめようとすることです。

例えば、犬に噛まれたあと、その犬だけを怖がるのではなくて全部の犬に恐怖を感じてしまうといった感じです。嫌な経験をする可能性からできるだけ遠ざかろうとする本能的な行動ですが、冷静に考えたらそこまでするの?となることが多いです。

犬に噛まれた→犬は恐いという価値観の構築が一般化です。

 

そしてメタモデルとは、省略、歪曲、一般化された価値観を元に戻す技術です。

例えば、

「犬がいる」という出来事には、それ自体に本来なにも価値はなく、犬好きがみたら可愛いと思い、犬嫌いがみたら恐いと思います。

なにもない無色透明の出来事に可愛いや恐いという感情をつけるのは、価値観です。メタモデルはその価値観を取り払い、犬を恐がる人が犬を見たときに、「あ、犬だ」で終わらせるようにする感じです。

可愛いと思う価値観はわざわざ崩す必要はないと思いますが、恐いと思う価値観は、動悸、息切れ、冷汗など身体的な変化となり問題としてとらえられることが多いので、この身体的な変化をなくすことが目的となります。

 

具体的なメタモデルの方法は次へ。。。