1クール目 救急 ACS
ポリクリ1クール目は救急とAcute care surgeryを回りました。
特にAcute care surgeryは外傷救急専門講座なのですが、日本でその講座が開かれている大学は島根大学だけで、2016年度からというとても新しい講座です。
救急の講座では、日勤または夜勤をし、患者さんがウォークインで来られたり、救急車で搬送された時にその時の対応を見学する形でした。
しかし、診療参加型臨床実習を目指す島根大学では、いきなりウォークインできた患者さんを対応して問診を取り、カルテに書き込むという経験をすることができました。
救急搬送されてきた患者さんには12誘導心電図を付けるなど簡単な作業しかできなかったですが。
ウォークインを対応した時に感じたことは、問診しながらカルテを書くことはものすごく難しいということです。
先生が付いてくれるので最後に先生にバトンタッチすることができましたが、できるはずのことをやり残したりと、とても後悔が残りました。
自分の無力さを痛感しました
どんなに勉強しても、いざというときに引っ張り出せないと、全く意味がないと思います。
アキュートでは、実際の症例データを入れた人形を使ってチームで初期対応をする練習をしていました。
1週間という短い時間でしたが、何度もチーム練習を繰り返すことは今後のポリクリでとても役立つと思いました。
最後の模擬テストでは、先生に教えてもらいながらではなく自分たちだけで人形を助けるというテストでした。
最終的に救命には成功しましたが、何度もつまずき何度もつまりとても悔いの残るテストでした。
たくさんポリクリを回って、最後に救急とACを回れば上手くできたのかなとも思います。
しかし、ここで失敗すること、勉強しなければ命は救えないとしっかりと感じることは今後のポリクリ生活に向けてとても力になるものだと思います。また初めて顔を合わす人同士でチームを組んだ、ポリクリ班ですがこの模擬テストを通して、チームの絆が深まったと思うので、それも良かったと思います。
この1年間、死ぬ気で学ばないといけないなと再確認しました。